ATIエンジニアスクール
これからWeb開発を実践的に学んでいきましょう! 本カリキュラムは大きく3つのステップで構成されています。各ステップで学ぶ技術は、現代のWeb開発で実際に使われている重要な要素です。
Step 1(1ヶ月 - 1ヶ月半)
Webアプリケーションの全体像を知る
最初に学ぶRuby on Railsは、Webアプリケーション開発の基礎を学ぶのに最適な技術です。「MVCアーキテクチャ」という考え方に基づいており、Webアプリケーションの基本的な構造を理解するのに役立ちます。
このステップでは、ProgateやRailsチュートリアルといった教材をベースに学習を進めます。 以下の技術を学びます:
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HTML/CSS: Webページの「見た目」を作る言語です。HTMLで文章や画像の配置を決め、CSSで色やデザインを整えます。Webの基礎となる重要な技術です。
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SQL: データベースを操作する言語です。ユーザー情報や投稿内容など、Webサイトで必要な情報を保存・取得する方法を学びます。
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Git/GitHub: プログラムの変更履歴を管理するツールです。チームでの開発に不可欠で、プログラマー同士が協力して開発を進めるための重要な技術です。
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Unixコマンド: コンピュータを効率的に操作するためのコマンドです。開発作業を素早く行うために必要な基本スキルです。
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Ruby: 読みやすく書きやすいプログラミング言語です。オブジェクト指向という考え方を学び、プログラミングの基礎を身につけます。
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Ruby on Rails: RubyベースのWebアプリケーションフレームワークです。データベース操作、画面表示、処理の流れをひとまとめに管理できる「MVCアーキテクチャ」を採用しています。この構造を理解することで、Webアプリケーションの基本的な仕組みが分かるようになります。
各技術の詳細については、各章で順番に学んでいくので、初めて聞く言葉があっても心配しなくて大丈夫です。Step 1では、これらの技術を使って「一つのアプリケーションの中にすべての機能が詰まった」従来型のWebアプリケーションの作り方を学びます。
Step 2 (2ヶ月 - 2ヶ月半程度)
フロントエンド開発の導入 & Web開発の深掘り
Step 2では、現代のWeb開発で主流となっている「フロントエンドとバックエンドの分離」という考え方を学びます。これは、Step 1で学んだ「すべてが一つになった」アプリケーションを、「見た目を担当する部分」と「データを管理する部分」に分けて開発する方法です。
フロントエンド技術
見た目と操作性を向上させるための技術を学びます:
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JavaScript: Webページに動きをつけるプログラミング言語です。ボタンのクリックや画面の更新など、ユーザーの操作に反応する機能を作ります。
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React: JavaScriptのライブラリで、複雑な画面も部品(コンポーネント)に分けて管理できます。再利用性が高く、大規模なアプリケーションの開発に適しています。
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TypeScript: JavaScriptを安全に書くための拡張です。エラーを事前に防ぎ、チーム開発をスムーズにします。
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Next.js: Reactをベースとした、より高機能なフレームワークです。表示速度の改善やSEO対策など、実用的なWebサイトに必要な機能を提供します。
バックエンド技術
データの管理と処理を担当する「裏側」の技術を深く学びます:
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Rails API開発: Rails をデータ管理専用のサーバーとして使う方法です。フロントエンド(React/Next.js)とデータをやり取りするための仕組みを作ります。
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データベース設計: 効率的なデータの保存方法を学びます。アプリケーションの規模が大きくなっても管理しやすい設計を考えます。
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テスト: プログラムが正しく動くことを確認する方法です。安全で品質の高いアプリケーションを作るために必要な技術です。
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Docker: 開発環境を簡単に共有・再現できるツールです。チーム開発をスムーズにし、本番環境への移行も容易にします。
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Webセキュリティ: ユーザーの情報を守り、安全なWebサイトを作るための基本的な考え方を学びます。
このステップでは、Step 1の基礎の上に、より実践的な開発手法を積み重ねていきます。一度に完璧に理解する必要はありません。実際に手を動かしながら、少しずつ新しい考え方に慣れていきましょう。
Step 3 (2ヶ月 - 2ヶ月半程度)
実践的なアプリケーション開発
最後のステップでは、Step 1とStep 2で学んだ知識を活かして実際のアプリケーションを開発します。
ここでは、これまでの学習内容が実際のプロジェクトでどのように活用されるのかを体験します。「フロントエンドとバックエンドの分離」を意識しながら、現代的なWeb開発の手法を実践的に学んでいきます。
具体的な開発内容は現在調整中ですが、実務に近い形での開発経験を積むことができます。Step 1での基礎、Step 2での応用を経て、実践的なスキルを身につけていきましょう。
詳細が決まり次第お知らせしますので、お楽しみに!